インターネット上に公開されている個人の日記をブログというらしい。 読んだ感想などコメントを、不特定多数が書き込めたりするらしい。 また、それに返しのコメントが有ったり、やり取りが進むこともあるらしい。 この私のホームページもブログの一種ではあるが、コメントのやり取りは出来ない。 私の稚拙なHTML言語では、難しいことは出来ない。 あるカフェ的ところで聞こえた、熟女3人の会話。 既婚、既婚、独身彼氏無し。50代中盤風3人。 「あなた!!まだ間に合うわよ!!!」 「え?」 「諦めちゃ駄目よ」 「何?」 「あのね、あたしの友達がね。彼氏出来たのよ!」 「!?」 「そして、結婚したのよ!」 「ふーん」 「ブログでよ!」 「えぇ?」 「なに、どういうこと?」 「あのね、その友達がね、ある人のブログに感想書き込んだらしいの」 「うんうん」 「はいはい」 「あたしね、そんなインターネットでの出会いとか『エーーッ』っていう感じで抵抗あったんだけど、勿論今でもあるわよ、でもあたしの友達がねなんかどっかのある人のブログにコメント書き込んだらしいのよ、キッカケは・・・」 「うん」 「そしたらね、それから話が合うからやり取りが進んでメールとかでもやり取りするようになったんだって」 「うん」 「それで?」 「それでね、オフ会とか言うのがあって、会ったんですって。そのオフ会ってのは、たくさんの人が来る会だったらしいんだけど」」 「うん」 「そしたらね、今まで散々メールとかでやり取りしているから、お互いの事良く知ってるし初めてあったような感じじゃないんだって、もうずっと前から知っているような感じなんだって」 「へぇー」 「そうなんだ」 「そう、そう、そうらしいいのよ。それでね。それから時々二人で会うようになって・・・・・・・・ね、お互い趣味が合うのもメールでもう知っているしさ・・・・話は早かったらしいわよ・・」 「うん」 「うんうん」 「それで、そのまま・・・・・お付き合いするようになって・・・・・あっという間に・・・・」 「(ゴクリ)」 「(ゴクリ)」 「――――結婚・・よ」 「ふーん」 「へぇーー、そんなことあるんだ」 「そうよ。あたし話きいてビックリしちゃった」 「へぇーーーーーーー」 「そうよねぇーー」 「それもよ、同じような話がもう一組」 「!?」 「!?」 「嘘じゃないのもう一組。つまり二組よ!」 「ほんとー」 「そんなにー」 「もう一組は、そんなに親しくない人なんだけどホントよ。あたしの知り合いが二組。これって・・・・・・どうよ?」 「え?」 「どうよ・・・って言われても・・・・どうよ?」 「凄くない?」 「凄いわよね」 「凄いわ」 「今は、もうそんな出会いに抵抗あるなんていってられないわよ。出会い系みたいな変な危険そうなサイトとかは止めておいた方がいいと思うけど、ブログはオッケーよ、ブログは」 「うん」 「今は、そういう時代なのよ。ビックリしちゃうわよねー」 「そうよねーー」 「ほんとにあるんだ、そんな話」 「そうよ。ほんとにあるんだから。実際私の知り合いなんだから。嘘じゃないのよ」 「――――」 「――――」 「だから、あなた、まだ諦めちゃ駄目よ」 「ぇえ?」 「ハハハハ、そうよそうよー」 「ぇえー」 「まだ諦めちゃ駄目だからね、結婚」 「そんなーー」 「いぃい・・・・・」 「?」 「あなた!これからはブログよ!!」 「アハハハハハ」 「――――」 「じゃんじゃん書き込みなさい!!!」 「アハハハハハーーーそうだそうだー。諦めちゃ駄目よーーーーーーーーーー」 「――――――――・・・・よし」 少女のようなオバ様たちでした。 |