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2009年05月01日(金)・「動物の逆襲」
 今流行の豚インフルエンザ。
 新型インフルエンザと呼び方を変えたらしい。何故だ?
 豚に失礼だから?
 宗教的に豚をあがめている人々がいるから?

 牛の時は、名前変えなかったよな。狂牛病。
 鳥の時も、そのまま鳥インフルエンザ。
 豚だけ何故?
 マ、ドーデもいいや。


 近頃、人間に恨みを持った動物達が、ウィルスという爆弾を抱えて人間に自爆テロを仕掛けているな。
 そんな話で、お店は一時盛り上がりましたよ。
「今回のウィルスは、抵抗力の強い人が、抵抗力が強いがために反応が強すぎて、死に到るんだって」
「へぇ〜〜〜」
「俺は、50過ぎだから大丈夫だ。もう免疫力は低下してるから。死ぬのは10代、20代が多いんだってさ」
「へぇ〜」

「やばいよな・・・・・」
「なにが?」
「これから動物の逆襲が始まるんだ。・・・・・奴等ある意味賢いのかもしれないな・・・・」
「――――」
「例えば、次は―――いわし熱・・・・・」
「――――」
「そして――――、さんま病・・・・」
「――――」
「日本人が一番困るのが、・・・・まぐろ出血熱だ」

 そんなことを話していたら出るわ、出るわ、次から次に、
”フォアグラ症候群”
”くじら風邪”
”サーモン病”
”数の子症”
”キリン性痴呆症”
”象腫瘍”
”サイ・リンパ腫”
”カバ肝硬変”
”猿捻挫”
”犬ハイマー”
”シーラカンス炎”
”猫背病”

 動物から、食材から、症状も何も関係無しにエンドレス。
 馬鹿話に花が咲く。

「これ出たらお前一番困るよな」
「?」
「自然薯菌」
「うををををーーーーーーーー」

 自然薯居酒屋の我が自由が丘”良久”は廃業に追い込まれるに違いない。



 そういえば、”宇宙戦争”という映画。
 リメイクはみていないが、オリジナル作品の結末は、宇宙から来た侵略者が、地球を蹂躙してもう手の施しようが無く征服されるかに見えた時、ギリギリのところで最後ウィルス感染で侵略者が全滅するという内容だったと思う。
 ウィルスだか、バクテリアのおかげで地球は助かったんだ。
 そーだそーだ。

 ・・・とすると、ウィルスは地球を守っているんだな。
 ・・・・とすると、いろんな動物に乗っかって自爆テロをやらせることに拠って、ウィルスは人間から地球を、いや、何かから地球を守ろうとしているのかも知れない。人間の白血球が他を排除するように。
 地球にとってウィルスは、人間の白血球に相当するのか?

 ・・・とするとだな・・・そうだ・・・・・。
 そうか!
 わかった!!

 ウィルスに感染するのは、地球外生命体とその親族達なんだ!

 俺は地球人だ。
 その証明として、生まれてから一度もウィルスに感染したことも風邪を引いたこともない!
(嘘)
 だから、狂牛病にも、鳥インフルエンザにも、豚インフルエンザにも俺は絶対かからない。
(嘘)
 俺は、地球人だから。
(本当?)
 ハッハッハッハ。



 でも、隣近所や友達が地球外生命体でも、俺は仲良くしますよ〜。
 同じ地球人でも俺に危害を加える奴は、叩っ殺しますよ〜。


 でもね。
 内密の話。
 ここだけの話。
――――実は、・・・私の・・・・・・本籍は、
〒100825-0068 火星3丁目23番85号
 なんです。

 50億年前、地球の誕生と共に引っ越してきました。
 良い分譲物件だったんすよ。

 ハッハッハッハ!



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