疲れるし、面倒臭いので途中で打ち切ったら、続編要請多々多々多々あり。 本当は、止めておいた方が皆様の想像を掻き立てて終われるのでしょうが、シラケルのを覚悟で記憶が薄れていく前に書き留めておく事に致します。 インドカレー屋にて、”ラッシー”のギャグで盛り上がるババア7人。 「ギャーハハハハハハハ・・・・・・ラッシー・・・名犬ラッシー・・・・・」 「じゃ、あたし犬もらおうかしら」 「あなた、犬飲むの!あぁあーーーーーーーーーーーーーーーーっはっはっはっはっはっは・・・・」 「何言ってんのよ。はははは」 「あかしいーーーー」 「ほんと、おかしい」 「面白いわねぇーー」 「ちょっと古くない」 「いいのよいいのよ」 「みんな分かるわよ」 「そうよね」 「そうよ、年代一緒じゃない」 「あら、あたしわからないわぁあ」 「嘘おっしゃい」 「何若ぶってんのよ」 「そうよ、嘘ついちゃだめよ」 「そうよそうよ」 「へへ、嘘。分かるわよ。当たり前じゃない」 「そんなの分かってるわよ」 「つまらない冗談言うんじゃ無いわよ、まったく」 「あら、いいじゃない」 「いいわよ、言わせておいてあげましょ。若いらしいから」 「あーーーーーーーーーーーーーっはっはっはっはっは・・・・・」 「――――エー、ラッシーハ、ヨーグルトミタイナノミモノデス」 「――――」 「――――」 「・・・・」 「・・・・」 「――――」 「・・・・」 「――――」 「・・チャイハデスネ、インドノミルクティーデス」 「――――――――・・・・・・・・・」 インド人系スタッフ凄い! ババア7人を見事にダマラセタ。 「ふぅ〜〜〜ん」 「あら、そうなんだ」 「じゃ、あたしねぇ・・・・犬」 「???」 「そろそろ止めれば」 「何よ」 「いい加減飽きてきた」 「いいの。い・ぬ・よ。分かった?」 「???」 「分かって無いわね、ラ・ッ・シ・イ。ラッシーよ」 「ハイカシコマリマシタ」 「ぐぎゃあーーーーっはっはっはっは・・・・・・」 「あー、詰まんない」 「何よ」 「何よとは、何よ」 「何よとは何よとは、何よ」 「何よとは何よとは何よとは、何よ」 「ぼあぁぁぁーーーーーハッハッハッハッ・・・」 「じゃ、あたしコーヒー」 「おぉーーーーッホッホッホ・・・・」 「ホットトアイスドチラニシマスカ」 「暖かいの」 「ハイ」 「あたしは、チャイ」 「ホットトアイスドチラニシマスカ」 「ほっと」 「ハイ」 「あたしはね・・・・・・・・・・ウーーン・・・・・・・・・エーート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チャイ」 「ホットトアイスドチラニシマスカ」 「あいす」 「ハイ」 「チャイなのね皆」 「あなたはどうするの?」 「決まった?」 「うーーーーん・・・・、チャイってどんなの?」 「あんた、何聞いてたの」 「何よ、知ってるの」 「知ってるわよ」 「何よ」 「インド人の入れたミルクティーよ」 「ほんと?」 「ほんとよ。インド人の入れたミルクティーの事をインドではチャイって言うのよ」 「そうなんだ」 「良く知ってるわね」 「じゃ、日本人の入れたミルクティーはなんていうの?」 「――――ミルクティーよ・・・・」 「じゃ、日本人がインドで入れたミルクティーはなんていうの?」 「――――ミルクティーよ・・・」 「じゃ、インド人が日本で入れたミルクティーは?」 「――――チャイよ・・・・・・」 「ふぅ〜〜〜ん」 「なんか、うそ臭いわね」 「ほんとよ」 「何でそんな知ってるのよ、ここ初めてでしょ」 「ラッシーは犬よ」 「ぐごあーーーーーっはっはっはっは・・・」 「じゃあ、―――あたしはウーロン茶にするわ」 「ハイ」 「あたしは、チャイ」 「ホットトアイスドチラニシマスカ」 「ほっと」 「ハイ」 「あたしもチャイ頂くわ」 「ホットトアイスドチラニシマスカ」 「ほっとで」 「カシコマリマシタ。ラッシー1ツ、ホットコーヒーガ2ツ、ホットチャイガ3ツア、アイスチャイガ1ツデスネ」 「ん??あ、あ〜〜〜〜〜〜〜多分いいんじゃない」 「あ、あなた、どのカレーにどの飲み物か大丈夫?」 「ハイダイジョウブデス」 飲み物なんて持ってきてその場で聞けば良いことで、組み合わせなんてたいした問題ではない。 インド系スタッフようやく下がる。 入店着席後、注文とるのに約15分。 しかし凄い。 何が。 インド人系スタッフの笑顔! 15分の間固まった笑顔を崩さない。 ジャパニーズ・スマイルも真っ青。 「ほんとに大丈夫かしら?」 「分かってるのかしら?」 「だいじょうぶでしょ」 「良いわよ、なんだって」 「あら、イヤよ」 「あたしも、イヤよ」 「違う飲み物持ってこられたら嫌だわ」 「注文したものちゃんと持ってきてくれなくちゃ」 「そうお?」 「そうよ」 「ま、そうよね」 この後、カレーが出てくるまでしばしババア7人のご歓談。 話の内容は、どーーーーーーでも良いこと。 その一部を抜粋。 「あなたここ来た事あるの?あたし初めて」 「あるわよ」 「何回?」 「2回目よ」 「あら、あたし3回目」 「そんなに来てるの?」 「ここいつ開店したの?」 「去年の11月の終わり」 「あたしなんか4回よ!」 「あたしは5回」 「あたしは30回」 「えっ!」 「えぇっ!」 「う・そ・よ!」 「ウワぁーーーーーーーーーーーーーーはっはっはっはっは・・・・・」 「ほんとは、初めて」 「そうだよね。入る時そういってたもんね」 「でも、ラッシーは知ってたわよ」 「嘘!」 「本当よ」 「ぅっそぉー?」 「本当よ。―――犬でしょ!!」 「ごげぶわぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーはっはっはっはっはっはっは・・・・・」 そんなこんなで、食い終わっていた私は、 「(うるせぇババアどもだったけど、ある意味俺は楽しめたよ)」 と、店を出る体勢に。 カレーを運ぶインド人系スタッフとすれ違いながら階段を下りる。 その背なに聞こえる会話。 「オマタセイタシマシタ。ベジタブルカレーデス」 「―――あなたじゃない」 「あら、あたし何頼んだかしら?」 「何頼んだかしら、あたしはご飯よ、ご飯。ご飯だからね。ご飯のヤツガ私の!」 「あたしはナンよ」 「あたしもナン」 「あたしも」 「あたしは何にもなし」 「あたしは、ホットチャイだから!」 「あたしも、ホットチャイよ!」 「―――――――」 さすがのインド人系スタッフも言葉を失ったようだ。 きっとババア7人の前に注文したカレーと飲み物が配膳されるまでに、さらにかなりの時間とエネルギーを費やしたに違いない。 ・・・・・私とカミさんは、逃げるように店を後にしたのでありました。 さてさて皆様・・・・・。 名犬ラッシーも怒るババア7人衆! とは、 あ、 あ奴等のぉ、こーとーじゃーいーぃぃぃぃぃ〜〜〜っ!! お粗末ぅ〜〜〜〜〜〜〜〜ドンドン。 |