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2008年03月01日(土)・「中国・・・・・」
 今、TVで中国障害者劇団の「千手観音」という作品を取り上げたドキュメンタリー番組をやっていた。
 こういうのを見ていると、中国は素晴らしいと思うのだ。
 中国の芸術は素晴らしいと思うのだ。
 20人くらいが縦一列に並び、正面から見ると一人のようにしか見えない。皆が角度を変えて手をパッと出すと、それはもう本当に千手観音。そんなアンサンブルを含めた舞踊作品。

 一方、今回の農薬混入「中国製冷凍餃子」事件。
 事件そのものも大変なことだが、その後の公式発表が・・・・。
 こういうのを見ていると、中国はずるいと思うのだ。
 中国の体制をも含めて、ひどいと思うのだ。
 当初インタビューに答えて酷さをペラペラ喋っていた工場及び工場周辺の人たちは、ある日を境に黙ってしまった。

 中国が、自国を保護するための虚偽寸前の、
「中国で混入されたとは極めて考えられない」
と言う速攻公式発表。
 これが国際社会を渡り歩く、達人の技か?
 中国自国民に対する親馬鹿状態?
 日本が正直すぎるの?
 日本も、
「日本国内で混入する事は、有り得ない」
位の事、とりあえず言っといた方がいいんじゃない。なんて思う。
 しかし、中国が躍起になって虚偽寸前の速攻公式発表をすればするほど、中国人民は自国を白だと信じれど、諸外国は中国を怪しむんじゃないかとも思う。

 国家間の感覚って、ガキの喧嘩レベルと同じ。
 多少融通の利かない腕っ節の強い奴がのさばり、腕力ない奴はいつも一歩引かざるを得ないんだ。

 鎖国後、国際社会デビュー140年くらいの日本は、外国のしたたかさにいつもやられているような気がする。


 とまあ、そんなこんなで中国に限らずですが、外国の懐の深さと言おうか、したたかさと言おうか、凄さには驚かされることが多いですな。

 中国4000年の歴史に、時に感心し、時に笑っちゃう。
 何でも有りだ。

 ある中国人は言ったとさ、
「中国を征服したけりゃ勝手にすれば良い。5代も経ったらみんな中国人になってる」



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