今、TVで中国障害者劇団の「千手観音」という作品を取り上げたドキュメンタリー番組をやっていた。 こういうのを見ていると、中国は素晴らしいと思うのだ。 中国の芸術は素晴らしいと思うのだ。 20人くらいが縦一列に並び、正面から見ると一人のようにしか見えない。皆が角度を変えて手をパッと出すと、それはもう本当に千手観音。そんなアンサンブルを含めた舞踊作品。 一方、今回の農薬混入「中国製冷凍餃子」事件。 事件そのものも大変なことだが、その後の公式発表が・・・・。 こういうのを見ていると、中国はずるいと思うのだ。 中国の体制をも含めて、ひどいと思うのだ。 当初インタビューに答えて酷さをペラペラ喋っていた工場及び工場周辺の人たちは、ある日を境に黙ってしまった。 中国が、自国を保護するための虚偽寸前の、 「中国で混入されたとは極めて考えられない」 と言う速攻公式発表。 これが国際社会を渡り歩く、達人の技か? 中国自国民に対する親馬鹿状態? 日本が正直すぎるの? 日本も、 「日本国内で混入する事は、有り得ない」 位の事、とりあえず言っといた方がいいんじゃない。なんて思う。 しかし、中国が躍起になって虚偽寸前の速攻公式発表をすればするほど、中国人民は自国を白だと信じれど、諸外国は中国を怪しむんじゃないかとも思う。 国家間の感覚って、ガキの喧嘩レベルと同じ。 多少融通の利かない腕っ節の強い奴がのさばり、腕力ない奴はいつも一歩引かざるを得ないんだ。 鎖国後、国際社会デビュー140年くらいの日本は、外国のしたたかさにいつもやられているような気がする。 とまあ、そんなこんなで中国に限らずですが、外国の懐の深さと言おうか、したたかさと言おうか、凄さには驚かされることが多いですな。 中国4000年の歴史に、時に感心し、時に笑っちゃう。 何でも有りだ。 ある中国人は言ったとさ、 「中国を征服したけりゃ勝手にすれば良い。5代も経ったらみんな中国人になってる」 |