O L「日本人の男性って、やっぱり甘いわよねぇー」 小 野「?」 O L「あたしの知っているXXXから来た外人は、外国から来て一人でスッゴイ頑張っているの」 小 野「―――」 O L「誰も知ってる人が居ない所へ来て何かをしようなんて、凄い大変だと思う」 小 野「あー、大変だろうねー」 O L「それに引き換えアタシの回りに居る日本人男性は、どっかに行って自分で何かを切り開こうなんて人、ひとりも居ないもん」 小 野「―――」 O L「ほんと情けないわぁー」 小 野「でもそれは、あなたがOLだからしょうがないだろ」 O L「なんでーー?」 小 野「あなたはOLだから、あなたの回りはサラリーマンが大部分だろ。サラリーマンになる人は、外国に行って一旗揚げようっていうタイプとは違う人が多いんじゃないか?」 O L「でもーー、あたしサラリーマン以外の人も沢山知ってるけどー。そんな人、一人も居ないしぃー日本人は駄目よ!お坊ちゃまでサ。」 小 野「あなたがタマタマ知らないだけで、日本人の中にも沢山居るよ。外国行って頑張っている人が」 O L「そりゃ、全然居ないとは言わないけどぉ、やっぱり外人は凄いわよ。頑張ってるって言うエネルギーが違うわっ」 小 野「違わないよ」 O L「そんなこと無いわ、違うの」 小 野「日本人も外人も一緒だよ」 O L「そんな事無いわよぉー」 小 野「あなたの旦那も、駄目な一人なわけ?」 O L「(うっ)―――アタシの旦那は、・・・・素晴らしいに・・・決まってるじゃない」 小 野「ほらまず一人居たじゃん」 O L「でもー、やっぱり外人は凄いと思う」 小 野「”外人は”っていう考え方はやめた方が良いと思うよ」 O L「なんでぇー」 小 野「例えば、あの人は凄いって思ったのがたまたま外人ならばそれはそれで良いけど、外人だから凄いって言うくくり方は違うだろ」 O L「そーかなーー?」 小 野「そうだよ。まず、自分の仲間でもあるサラリーマンに敬意を払えよ」 O L「?」 小 野「奴等の頑張りを理解するべきだ」 O L「それわぁ、分かるけどぉー」 小 野「自虐的な見方で自国民を見るなよ」 O L「うーん・・・」 小 野「あなたが、外国に行って頑張っている日本人を知らないから、日本人は駄目だと決め付けるのは間違いだ」 O L「でも、あたしの回りには一人も居ないしぃー」 小 野「どこか外国に行って、日本人の活躍を確認した?」 O L「それわぁ、してないけどぉ」 小 野「あなたの見ている一部分を持って、全てを論じるのは間違いだよ」 O L「でも外人はやっぱり凄いわよー」 小 野「そんな風に”外人は、外人は”なんていってるから、日本の女はイージーだって外人に言われちゃうんだよ」 O L「そんなこと無いわよぉー」 小 野「外人だっていうだけで、目に星浮かべちゃうような女性まだまだ多いだろ。あなたみたいな」 O L「あたしそんなこと無いわよぉー」 小 野「あるよ」 O L「無いってばー」 小 野「俺に言わせりゃ”イエローキャブ”予備軍だ」 O L「何それ」 小 野「誰でも乗せる日本女性の事だ。知らないのか」 O L「知ってる」 小 野「自分がそうだとは気付いて居ないだけだ」 O L「そんな事無いってばぁー」 小 野「外人からすればあなたみたいのはイチコロだ」 O L「そんなこと無い」 小 野「俺もそう願う。予備軍で終わる事を願う」 O L「あたし違うから」 小 野「全てとは言わないけど、海外行って外人に褒めまくられて勘違いする世間知らずな日本人女性多いのは知ってるだろ。俺も実際見てきたけど」 O L「うーん」 小 野「そうなるなって言うこと」 O L「うん」 小 野「マ、ちやほやされたくて海外に行くって手もあるらしいけどな」 O L「えぇー?」 小 野「―――男女問わず、日本人は世界的に見れば世間知らずって事なのかな・・・・残念ながら・・・。ま、開国140年位のモンだろ、・・・・まだ」 (長い間) O L「!!!!!」 小 野「?」 O L「でも!やっぱり外人て凄いと思う、アタシ!!」 小 野「・・・・・・」 |