トップ・ページ一覧前ページ次ページ


2008年08月04日(月)・「若い二人の会話」
 お店をやっていると。色々なシーンに出っくわすわけでして・・・・。

 嫌が応にも満48歳なりの多少の人生を経験した俺が、若い2人の会話を聞いていると、やたら懐かしさがこみ上げてきたり、お前ら今を大事にしろよという気分になってみたり、それだけで心的涙腺が緩みそうになったり・・・・・。

 そんな貴重な一瞬に同席すると実は、今の飲み屋も素晴らしい職業なのだな、と自分では思える分けなのです。

 俺は、一体何をやっているんだろう?
 と、思うと同時に、俺の方向性は間違っていないと自信に溢れたりもする。


 俺より若い奴が、老成したような事をぬかしていると、
「なめてんじゃねーよ」
と、俺は思う。

 俺より若い奴が、若いが故に当然のごとく生意気な事を言っていると、それを聞いていて楽しくも、
「俺と勝負するか」
 なんて真剣に言ってみたくもなる。


 伝えたいけど伝えられない事が沢山ある。
 多分、人はそんな思いで溢れているのだと思う。
 誰に伝えたいわけではないのだが、語彙不足、表現力不足。

 言いたい事がありすぎて、言葉も感性も、人生も追いつかない。

 いつか俺は俺に追いつけるのだろうか。


 大体俺は、自分がどこをどうやって走っているのか知らない。


トップ・ページ一覧前ページ次ページ