10月7日、USAがアフガニスタンを空爆。戦争開始。 わがままアメリカが、また自分勝手なことを言い訳、正当化しながら、滅茶苦茶はじめた。 アメリカは、自分達を正義だといっているが、決して正義ではない。 ブッシュ・アメリカ大統領は、キリスト教総本山のローマ法王が数年前に「十字軍の遠征は、キリスト教にお ける間違いであった」と認めているにもかかわらず、今回のアメリカの行為を十字軍にたとえて、それを正義だ と発言している。 ローマ法王は、その発言に実効力は無いにしても、キリスト教徒に対しては絶大なる影響力を持つのだから、 アメリカの独善的間違いを戒めるべきだ。 もし私が、歴史的に見てもアメリカ合衆国の行為を認めざるを得ないとすれば、それはアメリカが偽善的、独 善的正義など振り回さず、自分達を強盗団だと認めたときだけである。 「俺たちは、どこでも乗っ取るぜ。気に食わない奴らはぶっ飛ばす。文句のある奴ぁ叩き潰す。」 こう開き直られたら、渋々大国の論理に従うかもしれないが、それは決して正義ではない。 何でも武力で解決できると思っている建国わずか200年チョイの奴らには、数千年の歴史は到底理解できない。 何千年の歴史の中には、想像も出来ない複雑な渦が巻いているのだ。 武力で解決するのは、部分的、一時的でしかないのだ。 祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。 日本は双方どちらかに肩入れすることなく、公平な判断をしなくてはならない。 アメリカの尻馬にばかり乗っていると、日本はいつか痛い目を見る日がくるに違いない。 極端かもしれないが、日本は永世中立国を目指した国家の方針を打ち立て、展開するべきだ。さもなければ何 時までたっても、アメリカの使いっ走りの子分であることを、辞められない。 大リーグ、シアトル・マリナーズに日本から移籍して一年目で、盗塁王と首位打者のタイトルを獲得したイチ ロー選手は凄い!日本人がメジャーでも十分通用することを皆に、示してくれた。これからも頑張れ。 ところで、今回のテロ事件に関して意見を展開していると、まるで俺がアメリカを嫌っているかの様に感じる 人が居るかも知れないが、居たとしたらそれは誤解である。 元来俺は、アメリカが好きだ。 ハリウッドに行きたい。ハリウッド映画に出たい。映画はハリウッド超大作に限ると思ってきた(今は少し違 う)。俳優になろうと決めたのも、スティーブ・マックイーンの「大脱走」を見たのがきっかけだし、今でもス ティーブ・マックイーンは俺のアイドルである。 中学生の頃からラジオは米軍放送FEN(今はFENとは言わないらしい)を聴いて育った。 好きな音楽も、エルビス、シナトラ、ディラン、ビーチ・ボーイズ、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリン グスティーンetc.アメリカのミュージシャンばかり出てくる。 アメリカの凄さ、偉大さ、懐の深さは勿論認めるし、憧れの国ではある。しかしだからといって大国主義で、 弱いものを苛めるような外交を許すわけには行かない。 日本に初めてペリーがきたときも、大砲をぶっ放しながら来たではないか。失礼はなはだしい。 第二次世界大戦開戦のときも、日本軍部の暴走はあったし過去の日本の行為を正当化するつもりは無いが、経 済的にも外交的にも、日本はアメリカを始めとする諸外国に苛められていたと思う。 敗戦を迎えて見れば、連合国による日本の非ばかりを裁く戦争裁判が行われ、連合国による民間への無差別爆 撃や、原爆投下による市民大虐殺に関しては、何も問題とされなかった。 唯一日本無罪を主張した、国際法専門家であるインドの判事の意見は全く無視されてしまった。 悲惨さというものは比べ様無いが、今回のテロの規模は東京大空襲、原爆投下の悲惨さに比べれば桁が違うで はないか。 真珠湾攻撃に関しては、結果的に宣戦布告前の攻撃になってしまったが、宣戦布告直後だったら何か違ってい たのか。なにも変わらないのではないか。日本を苛めて戦争へ追い込んでいたルーズベルトは事前に攻撃を知っ ていたではないか。 真珠湾攻撃は、軍事関係に対しての攻撃であって、決して民間を狙ったものではなかった。 昔のことをどうこう言うのではなく、アメリカが傍若無人に大国の理論で、いかにも正義の様に振舞う事には 問題がある。 今回のテロ事件がアメリカにとって、腹立たしいのはよく分かるし、テロは許されるものではない。 しかしアメリカは今回のテロを、アラブに乗り込む大チャンスと捉えている節もあるし、ヨーロッパ諸国や、 ロシアあたりは、この戦争の戦後を見つめ、自分だけ乗り遅れないように「アメリカにアラブの独り占めはさせ ないからね。」という感じだし、一体どうなることやら。 イスラム教徒や、アラブ諸国、さらに世界中を巻き込んで一体どうなるんでしょうね。 世界は戦争ではなく平和を望んでいるのだよ、平和を。 分かるかねプレジデント・ブッシュさん。 |