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2008年09月19日(金)・「私は、中毒」
 私は、病気です。
 中毒にかかってます。
・・・そう・・・いつからか・・・、もう・・20年・以上・・前から・・・・。
 でも、克服しようなんて考えた事ありません。
 意志が弱いんです。

 病名は、
・・・・・・”たこ焼き中毒”・・・・・です。

 恐ろしい病気です。
 時々、禁断症状に襲われます。
 たこ焼き症候群です。

 禁断症状が出たときは、最悪たとえそれがコンビニで売っているたこ焼きだろうが、フードコートで売っているたこ焼きだろうが、その辺で買ってたこ焼きを食べます。
 ただこれは、治療行為としては、実は大変危険行為なのです。
 たこ焼きを食べたいという衝動だけは、一時的に抑えられるのですが、
「まっずーーーーーい!」
「美味くなーーーーい!」
「そんなの分かっていたのにーーー!」
という、不快感を伴ないます。
 その結果、より重度で症状の重い、

”美味しいたこ焼き食べたい症候群”

を発症するのです。

 ここまで症状が悪化すると、近所のたこ焼き専門店を片っ端からやっつけます。
 大概の場合は、この治療行為で中毒症状は治まります。めでたしめでたし・・・・・・・。
 なのですが、、、、心の底から納得しているわけではないので、1年〜2年に一回程度の頻度、周期で、

”世界一美味しいたこ焼き食べたい症候群”

まで、悪化してしまう事があるのです。

 ここまで行くと生命に危険を及ぼす心配が出てくるのです。危険です。早急に治療する必要があります。

 私の出番です。
 え?
 ・・私の出番です。
 はぁ?
 ・・・私の出番です。

”自宅で、たこ焼き治療”

を実践するしかありません。

 ジャジャーーん!
 私の家には、・・そう・・・・関西人でも無いのに、、、たこ焼き鉄板があるのです。
 ジャジャーーーん。

 関西文化圏の人には理解して頂けると思います。
「ワシの作るたこ焼きは、世界一や!!」

 食材を買い揃え、粉を合わせ、自宅でたこ焼き!
(決して、市販のたこ焼き用ミックス粉なんか使ってはいけない。幾度と無く失敗を繰り返し、それを乗り越え自らが到達した秘伝の配合により初めて、ワシのたこ焼きは世界一や!!を名乗る事が出来るのです。そういう道を究めたものだけが自称する事が出来るのが、”ワシのたこ焼きは世界一や!”なのです。家それぞれの世界一があるのです)

 この究極の治療法を施す事によって、初めて、たこ焼き中毒を克服することが出来るのです。


 昨日、自宅でたこ焼き治療を久々に行いました。
 誰にも悟られる事は無かったかもしれませんが、私は禁断症状が2ヶ月ほど前から出ていたのです。
 治療は成功しました。
 大成功でした。
 めでたしめでたし、でした。

 しかし、完全治癒は現代医学では不可能といわれている"たこ焼き中毒”です。 これで1年くらいは禁断症状を抑える事が出来るでしょうが、禁断症状は必ずやって来ます。

 その日のために私は日々、たこ焼き道を邁進するのであります。



 たこ焼きの道に終わり無し
 たこ焼きの道に始まり無し
 たこ焼きの道はそこにある
 悩まず進め
 迷わず進め
 其処には必ず待っている
 絶対必ず待っている
 つかめ前人未踏の
 ワシのたこ焼きは世界一や!



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