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2003年04月07日(月)・「立つのだ日本」
 アメリカとイギリスによるイラク攻撃は、地上軍も進撃しバグダッドを今まさに落とさんとしている。
 弱いものいじめのような戦争に見えるのは、私だけだろうか。
 何がイラクの開放だ!

 今後、開戦理由だった大量破壊兵器は発見されるのだろうか。
 本当にフセインは、このまま駆逐されてしまうのだろうか。
 あそこまで米英に完全に包囲されてしまっては、ゲリラ戦もどこまで通用するか疑問だ。
 戦争を煽るつもりは毛頭ないが、もう少しフセインに気合を見せてほしいと思ってしまう。
 私にとって、やはりこの戦争は対岸の火事でしかないのだ。

 空爆でイラクの一般施設を爆撃した後、アメリカは誤爆でしたと発表する。
 第二次世界大戦のとき、東京大空襲をはじめ日本の主要都市を無差別爆撃し、最後には原爆で広島、長崎の都市壊滅を行った奴等が、 誤爆でした誤爆でしたと言っても、俺は信用しない。
 アメリカの誤爆発表で信用できるのは、味方を攻撃して同士討ちだったときの発表だけだ。

 今朝のニュースで、戦争反対だったドイツのシュレーダー首相が、アメリカに理解を示すような発言をしていた。
 アメリカの勝利を目前にして、アメリカに擦り寄り始めた。
 戦後の処理に一枚加わりたいのだろう。
 歴史を振り返れば分かりきっていることだが、ヨーロッパの奴等はしたたかだ。

 北朝鮮は北朝鮮で、
「国連が機能しない今、強力な武力を持たないからやられるのだ。だから北朝鮮は武力を強くしなくてはいけない。」
ということを声明で発表するし、危険度をさらに増してきた。
 日本は、さらにアメリカに媚を売るようになるのだろうか。情けない。

 アメリカの属国日本の真の独立はいつ実現するのだろうか。
 北朝鮮の言い分を借りるなら、対等な武力を身につけるまでは無理だということだ。
 悲しいけど、この言い分にはかなりの説得力があるのも事実だ。

 アラブの戦争が仮にアメリカの思惑通りすんなり終結したら、つぎのアメリカの標的は北朝鮮になるだろう。
 そのとき日本は、もう対岸の火事だと言ってはいられなくなる。
 北朝鮮が日本にミサイルぶち込んでも、日本の人々は戦争反対、平和解決とか脳天気にいっているのだろうか。
 北朝鮮の上陸軍が来ても、アメリカさ〜〜ん、お願いしま〜〜〜す。といっているのだろうか。
 アメリカが、日本に対する攻撃はアメリカに対する攻撃と認識する。といっているようだが、これって植民地?

   人は子供の頃から躾けられているのではないのか、
「自分の事は、自分でやりなさい」と。

 基本理念として戦争反対は、絶対だ。
 しかし、自分の身は自分で守れ、これも絶対だ。
 人頼みは良くない。

 早く日本は、自らの足で立ち上り、自らの考えに基づいて動くのだ。


追記
 かつて私の店でバイトしていた高校生に、
「日本がアメリカの一州になったらどうする、嫌だろ」
といったら、
「生活が良くなるんなら、いいんじゃないっすか」
と答えが返ってきたことがある。
 私は、計り知れない衝撃を覚えた。
 カラー写真が、一瞬にして白黒写真になってしまったような気がした。
 それがたとえ冗談半分の答えだったとしても、私は情けなかった。

 今後、こういう日本人の若者は増えていくのだろうか。
 それとも巷の若者は、みなこうなのか。

 俺も含めた日本人に私は言う。
 「敗戦で叩かれ、バブルで肥えた日本の精神は、迷走している。金で解決できないこともある。早く目を覚ませ!目を覚ます以前に、
知らないのならば、分からないのならば、学習しろ!X肉X食は、決して焼肉定食ではないぞ!!」
                  


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