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私は、現在キックボクシングのジムに通っている。 冷やかし程度にではあるが、運動不足にならないように身体を動かす方法として、キックボクシングをやっている。 私のお店”ワイルドバンチ”のお客さんとの会話で、時々そんな話も出る。 そんな時私の決まり文句として３点、 「サンドバッグを叩くと、【ストレス解消】になりますよ」 「格闘技で付く筋肉は【しなやかな筋肉】ですよ」 「ジムには、行ける時行きたい時だけ行って、【無理しない】ですよ」 この３点殺し文句のどれかに反応を示す人が、結構な割合でいる。 「体重減ります？」 「ちゃんとやってれば減るよ。あまり通えなくて体重変わらなくても【腹は凹む】よ」 この補足が入ると、さらに反応人数は増える。 その言葉に釣られたかどうかは分からないが、ワイルドバンチ経由で同じジムに通いだした人が、複数人。 整体医師のYo氏。 ベンチャー企業戦士のTat氏。 洋食シェフのSu氏。 サラリーマンNi氏。 さらにベンチャーTat氏の行きつけの新橋の焼き鳥屋さんで、Tat氏のシャープに逞しく成って行く姿を見て、元プロバイクレーサーの大将Na氏と常連さんTan氏。 その焼き鳥屋の向かいの居酒屋の板前Na氏。 その増殖の勢いは、ねずみに充分対抗出来る。 何が皆の心を捉えているのか？ 私は多少違う格闘技の経験はあったが、３０、４０歳を過ぎて初めて格闘技にチャレンジする人も大勢。その姿勢には頭が下がる。 そして、イニシャルトークで名前を明かす事は出来ないが、 「Niが行くなら、俺も行く」 と公言しているAきやま氏が、予備軍として控えている。 また１年以上前に、予約は入れているものの多忙で今のところ入門出来ずにいるOo氏も。 新橋方面では、志願兵が多数名乗りを上げているらしい。 ワイルドバンチ・キックボクシング部は、思わぬ展開を見せている。 ・・しかし、部に実体は無い。 |