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2008年08月09日(土)・「復活」
 私は、キックボクシングのジムに行っているのだが暫くの間行かず、2ヶ月ぶり位に今日行った。

 世間的には、副鼻腔炎から来る頭痛が慢性化して生死の境をさまよった事にしてあるが、それを信じて私を甘く見ると大変な結果を招くであろう。

 実は、私はこの2ヶ月の間秘密の特訓を行っていたのである。
 今ここに、その一部を紹介しよう。
 普通スポーツマンというのは練習を公開すると、手の内を知られて研究されるので練習内容は公開したがらないのだが、私は誰にも真似できない特訓を行ってきたという自負があるので、研究するなら勝手にせいやという心意気の元、公開する。

 様々なトレーニングを行ったが、その内容は、
 第一に心肺能力増強、体力増強のために高地トレーニングを行った。
 勿論、普段はお店の営業が毎日あるので、キャンプを張るというようなことは出来ない。
 そこで、連日30度以上の猛暑が続く中私がとった高地トレーニングの方法とは・・・。
 毎日、目蒲線の始発に乗り、片道3時間の通いで標高8000メートルを越えるチョモランマ頂上付近でトレーニングして来たのである。
”チョモランマ頂上前”駅で下車。チョモランマ頂上で3時間トレーニング。そしてまた3時間かけて沼部まで帰って来て、お店の準備をし、お店の営業をするという日々を送っていたのである。

 連日の猛暑の中、アロハシャツにビーチサンダルといういでたちで出掛けていたのだが、チョモランマ頂上付近はかなり寒く、現地のシェルパ達は驚愕の眼差しで私を見ていた。
 私のマネをして、防寒具を脱いだシェルパは、あっという間に凍傷にかかり下山して行った。  標高8000メートルを越える極寒無酸素の中、私のトレーニングは激しく、汗が凍る暇も無く帰りの電車に飛び乗り、汗を拭きながら沼部に帰って来るという毎日を送っていたのである。
 2ヶ月の間に50日チョモランマ高地トレーニングを私は行なった。一回行くごとに”正”の字を一本ずつ書き足し、全部で10個の”正”の字を、チョモランマ頂上の岩に刻んできた。
 嘘だと思うなら、チョモランマの頂上に行って確認するが良い。

 そして、
 第二に、週一回のお店の定休日には、アルコール大量摂取をし内蔵に負荷を掛け、内臓力を高めるトレーニングを行った。
 内臓力を高めると同時に、盛り場で酔っ払いおやじ、おばさんという危険人物と堂々と向き合い、集中力と緊張感と図々しさを養うトレーニングも同時に行った。
 時に、
 第三は、ゴミ箱をあさっている犬や猫やカラス等という、接近するのもはばかられる猛獣と向き合い、睨み合いをしてそいつ等を排除するという眼力のトレーニングをしてきた。
 かつて、ライオンの檻の前でライオンとにらみ合うというトレーニングをした人物も居るらしいが、そんな檻越しの安全が確保されている状況とは違い、私の場合なんの間仕切りも無い場所である。
 いつ、犬猫カラスの猛獣が自分に襲い掛かってきてもおかしくない状況なので、そのトレーニング方法はどちらが緊張感が高いか、自ずと分かるだろう。

 私は、ま、ざっとこんな、人には真似出来ないような過酷なトレーニングメニューをこなしていたのである。
 こんなに頑張った私は、強くなった。
 ハッハッハッハ・・・・・。

 これを読んでいる方も、最低でもこれくらいの事をしないと私に勝つことは出来ないという事を肝に銘じて置いて頂きたい。

 強くなる道に近道無し、ただトレーニングあるのみ。

 ハッハッハッハ。
 ハッハッハッハ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ン?


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