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2006年09月08日(金)・「自己嫌悪」
 昨日は定休日。
 痛飲。
 知っている人とある店でカウンター同席。
 どちらが良くてどちらが悪いと言う話は、措いておく。私が語れば、私が1000%正しいに決まっているから。

 以前の私なら、
「なめるな!」
とか
「ふざけるな!」
という声と同時に張り飛ばしていただろう。いや、声無くいきなりやっていたかもしれない。

 張り飛ばす。そう、相手にもよるが喧嘩において私はグーを握る事は少ない。相手に与えるダメージが大きすぎると言う事をいつの頃からか忘れたが学んだ結果である。
 私は、ムラッ気と言おうかチンピラっ気と言おうか思考が稚拙と言おうか、紳士な大人になりきれていない部分が多々ある。多分欠点なんだと思うが、「丸くはなりたくない」という気持ちと連動してしまっているような気がする。でも、最近丸くなったと思う事は、ままある。

 昨日は、以前だったら実力行使モードまでテンション上がった。
今風に言えば切れる、ぶち切れる(た)ところまで、テンション上がったが、こらえた。こらえる事が出来た。
 丸くなったのか。
 成長したのか。
 そして、多分鬼のような形相をしつつも、相手の顔を見続けていたら怒りが増幅しそうなので、相手から顔を背け、背を向ける事によって、それ以上の血圧上昇を抑えた。怒りが収まるまで、完全しかとモード。横にあったゲームを始めた。
 しかし怒りが収まり冷静に話が出来るまでに落ち着く前に相手は帰った。


嗚呼自己嫌悪、ちょっとした事でカッとくる。

嗚呼自己嫌悪、丸くなってしまった。

嗚呼自己嫌悪、酔っ払い。

嗚呼自己嫌悪、自己嫌悪。

 今日、事の良し悪しではなく、大人気なく怒りかけた事に付いてのみ謝ろうかと思い相手に電話を入れた。忙しいといって居るのに出なかった。

嗚呼自己嫌悪、掛けるんじゃなかった。



 ところで、今朝何気なく鏡を見たら、自分で言うのもなんですが、ここのところ緊張感無く疲れ切ってふやけていた顔が、ぐぐっと、きりっと締まった良い顔をしているのですよ。
気持ちだけでも一瞬臨戦態勢に入ったからかな。


「戦う必要は無いが、男は常に戦えなくてはだめだ」
「日本は戦わないから他国からなめられるんだ」
なんて事を思ってしまう。


 怒りの正当性は措いておいて、方法論表現方法として何らかの進化をしなくてはいけないと思う。

 はぁ〜〜〜自己嫌悪、自己嫌悪。

 こうして私は、味方を減らしていくのだ。

 社会に適合できる日は、来るのだろうか。



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