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2003年10月09日(木)・「日本道路公団・藤井総裁」
 魔物・現道路公団総裁藤井治芳。

 石原国交相、辞任勧告。
 藤井総裁、辞任受諾に見えるも辞任拒否。
 石原国交相、解任手続きに着手。

 巨人軍原監督の辞任は、国民の同情が集まった。
 藤井総裁は、国民の大半を敵に回している。
 しかし、どんなに悪党呼ばわりされても開き直っているから性質が悪い、手強い。

 道路公団内の反対勢力皆左遷。
 自分の牙城を守るために手負いの魔物は、手段を選ばない。
 詭弁を屈指して正当性を主張するも、賛同はほとんど得られず。



 どっかの政党が合併を発表する日に、大臣が総裁に辞任勧告。そして総裁辞任受諾。
 これは自民党小泉純一郎の仕組んだ日程ともいわれている。
 政党合併ニュースは、かすんでしまった。
 目論見大成功・・・かに見えるも、土壇場での総裁辞任拒否。
 目論見大はずれ自民党真っ青。

 藤井総裁は、始めから辞任する気は無かったのか。
 それとも観念して辞任受諾をしたが政治的に利用されたという事に腹を立て、お前らの思い通りにはならんよと退職金2600万円を捨ててまで抵抗しているのか。
 どっちなのかよくわからんが、お互い馬鹿なことをやっているな。というのが正直な感想だ。

 エリートといわれる勉強の出来る人たちだから、予定通り事が運ぶと楽観していたのだろう。
 実戦は机上論通りには中々行かない。

 外野からガタガタ言うのはもっと簡単だが・・・。


 ま、藤井総裁もここまで開き直って悪役に徹するのだから、ある意味大したもんだ。
 世間体も退職金もかなぐり捨てて、自分の正当性を主張しているのだから。
 しかし正当性の主張というよりは、悪あがきに見えてしまうな、俺には。

 小泉首相は、この案件を政治的に利用しようなどとおもわずに、とっくにスパッと総裁の首を切って置けばよかったのだ。
 政治家のスケベ根性が、事を泥沼化させた。

 相打ち覚悟で来る奴には、生半可なことじゃ勝てない。
 捨て身になった奴は、時として物凄い力を発揮する。
 相打ち覚悟で来る奴には、自分が無傷で生き残ろうとしたらとんでもない目にあう。
 小泉首相、石原大臣、あんたらも命がけの相打ち覚悟で戦わなきゃ。


 勝敗は、泥仕合を演じつつも大臣が勝つ。
 しかし藤井総裁の負けが決まっているからって、舐めてはいけない。

 藤井総裁は、
「俺を、コケにしてただで済むとおもうなよ!」
ってな感じで、最後っ屁を放っているようなものだけど、かなり意固地になって居る。
 こういう人は己の表現方法は間違っていても、もう何と思われたって構わない。と、腹を決めているから厄介だ。


 どうなることやら今後の展開。

 首相!
 大臣!!
 今後の処理は腕の見せ所だよ・・・・政治力の見せ所だよ!!! 
  


 辞任、解任、更迭。
 人により、その案件により、状況により様々な体を見せるが、光を当てる角度によってその見え方は丸っきり違ってくる。
 立場によって意見は異なる。
 何が真実か見え辛い。
 情報不足、情報過多。


 信じるものは、
「己の感性」
是ひとつ也。 
         


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